By Iijima Takashi
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12 Jun, 2020
イタリアの自転車工房Cicli Barcoから嬉しい写真が届きました。 Cicli Barcoはイタリア北東部のPadovaにある1947年創業のBarcoファミリー による家族経営の工房です。伝統的なイタリアンテーストの自転車と革新的な自転車を製作しています。 COVID-19でシャットダウンしていましたが、操業を再開した知らせでした。みんなマスクをしていますが元気そうで、何よりも仕事ができる喜びが伝わってきます。日本でイタリアのCOVID-19のテレビ映像を見るたびにBarcoファミリーが心配になっていただけに本当に安心しました。 さらに嬉しいことに、その写真にはMaruyaのクリスマスカードとワッペンも写っていました。 私とCicli Barcoとの出会いは昨年2019年開催の英国ハンドメイド自転車 展Bespokedでした。 最初の会話は次のようなものでした。 “イタリアで最近、流行っているのはどんな自転車?” “グラベルロードだよ” “このフォーク、かっこいいね!” “かっこだけじゃないぜ、軽いよ。持ってごらん” われわれ展示者にとって、Bespokedの魅力はお客様に自転車を見てもらうだけ ではなく、 展示者間で交わされる会話も楽しみのひとつです。 Bespoked会場はBristol駅舎の中のEngine Shed(エンジン整備場)で開催され るため、 収容キャパシティーに限界があります。そのため、顔見知りの常連の展 示者が多いので アットホームな雰囲気です。この雰囲気が好きな展示者は多く、 それだけに閉会時はこの仲間たちと 来年までに会えないと感傷的になります。 展示会終了後、後片付けをしているとMaruyaのブースにBarcoファミリーの 3人が別れの挨拶にきました。そして”Maruyaは俺たちの友達だ!”と言って彼らの誇りの象徴であるCicli Barcoのバッチを くれました。 今年、BespokedはCOVID-19で開催出来ず、来年2021年の4、5月頃の開催が決まりました。 2年ぶりのCicli Barcoファミリーとの再会を今から楽しみにしています。